刑事事件 [事例7]

駅のエスカレーターで女性のスカートの中をスマホで盗撮し通報

40代男性
罪名結果
盗撮 不起訴

背景

Aさんは、通勤途中、駅のエスカレーターで、前にいた女性のスカートの中をスマホで撮影してしまいました。女性は気が付いていなかったものの、周りにいた人に盗撮が見つかり、声を掛けられ、発覚しました。

その後、通報を受けた警察官も駆けつけ、警察署に移動し、取り調べを受けました。

その日は逮捕されずに解放されましたが、今後も取り調べに呼ばれる、とのことで、今後の対応につき、弊所に相談に来られました。

対応

Aさんは、前科が付くことを恐れていたため、早期に被害者に連絡を取り、示談交渉を行いました。

被害者の方は、今回の事件で盗撮を恐れて生活するようになってしまい、Aさんとは二度と会いたくないとのご希望でしたが、両者の生活圏が近接しているなどの事情があったことから、「駅から半径300メートル以内の商業施設は利用しない」といった具体的な誓約事項を入れることで、納得してもらいました。

その他にも、Aさんの謝罪文を渡すなど、反省している旨を伝えました。

結果

最終的には示談金を提示することで示談が成立し、不起訴処分となりました。

示談が成立するためには、被害者に納得してもらう必要があります。示談金の金額ももちろんのことですが、どのような条件を提示するかは示談金と同じくらい重要になります。

特に、被害者は、加害者と再び会わないようにしたい、と考える方が多いため、両者の生活圏が近い場合には、この点に配慮する必要があります。具体的には、詮索禁止、接触禁止に加え、特定の場所を利用しないといった条件を提示することがありますので、詳細は弁護士にご相談ください。

痴漢・盗撮事件で示談交渉をご希望の方は、経験豊富な泉総合法律事務所にご相談ください。

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