刑事事件 [事例10]

酔っ払った状態で電車内で女性に痴漢→不起訴処分

50代男性
罪名結果
痴漢 不起訴

背景

ある日、Aさんが事務所に相談に訪れました。

警察で取り調べを受けている。被害者の方と示談をして欲しい。それがAさんの望みでした。
詳しくお話を聞いたところ、1週間ほど前、お酒を飲んで帰宅途中だったAさんは、電車内で女性に痴漢をしてしまったということでした。

対応

Aさんに前科がつかないようにするためには、まずは被害者の方との示談が必須でした。

幸い、事件からまだ日が経っていませんでしたので、誠心誠意謝罪をすれば、示談をしてもらえる可能性は十分にあるように思えました。

さっそく、警察を通じて、被害者の方の連絡先を教えてもらいました。今回は幸いにも初めてお会いした場で示談を受け入れていただくことができました。

結果

その後、Aさんの事件は検察庁へと送致されてしまいましたが、しばらくして、無事に不起訴となりました。

痴漢や盗撮といった事件の場合、初めての方であればしっかりとした対応をすれば不起訴、つまり前科がつかずに済む可能性は十分にあります。
そのために必要なのは示談です。そして事件の日から時間が経っているほど、示談を受け入れてくれにくくなる印象です。

また、警察官などは被害者の連絡先を加害者本人には教えてくれませんので、示談交渉をするには必ず弁護士をつける必要があります。

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