支店長弁護士インタビュー
新宿支店長 第二東京弁護士会堤 信一郎弁護士
泉総合法律事務所 新宿支店長、堤信一郎(つつみしんいちろう)弁護士のインタビューです。ご相談いただくにあたり、心がけていることなどをインタビューしました。
静かで、ゆったりとした雰囲気の相談室です
――― まずは、新宿支店についてお聞かせください。新宿支店の事務所周辺の街の雰囲気や印象、駅からの道のりや、道の分かりやすさなど、来所しやすさにつながっている特徴をご紹介ください。
当支店は、新宿駅南口を出て左手側、甲州街道に沿って1本道を7分程度の距離です。
新宿三丁目駅からは徒歩3分程度です。
利用者数日本一のターミナル駅である新宿駅の近くでありながら、一方で、新宿御苑を望めるような静かな環境でもあります。
ビルにはエレベーターがありますので、ご高齢の方や車椅子の方なども安心してご来所いただけます。
――― 事務所の相談室の特徴をご紹介ください。また、ご相談者様のプライバシー配慮、相談しやすい雰囲気のために工夫していることがあればご紹介ください。
相談室は2つあります。そのうち一つは大きな窓があり、新宿御苑を一望できます。
日当たりも良く、春には桜も見られます。
開放感ある静かな部屋で、リラックスして弁護士との相談に臨めるかと思います。
弁護士が最後までご依頼者様や事件に向き合うことが重要である
――― 堤先生のご相談者様への対応についてお聞かせください。できるだけ早くレスポンスをするために、心がけていることや、ご相談者様と同じ目線で法律相談をするために、心がけていることなどをご紹介ください。
ご相談者様よりお電話を頂いた場合、法律相談中や裁判所等へ出頭中でない限り、1~3時間以内にレスポンスをするようにして、ご相談様の不安をできる限り早く解消することを心がけています。メールの場合も、できる限りその日のうちにレスポンスすることを心がけています。
また、「弁護士だからって偉そうに」とは思われたくありません。弁護士が当たり前のように考えていることであっても、ご相談者様にとってはまったく知らないことかもしれないということを常に考え、ご相談者様の目線に立った、分かりやすい丁寧な説明をすることを心がけています。
――― 法律相談で、ご相談者様と接する際、先生が大切にしていることや、事件解決にどのように取り組んでいきたいかの意気込みをご紹介ください。
私は、「見るからに弁護士」という弁護士ではありません。そういった意味で、「見るからに弁護士」と話すよりも話しやすいということがあると思います。ただ、緊張感も重要ですので、緊張感を持ちつつも、堅苦しくならないような雰囲気造りに努めています。ご相談者様が話したいことを何でも話せる弁護士でありたいと思います。
また、弁護士はご相談者様が何を言いたいのか、何を悩んでいるのか、どういう解決を希望しているのか、背景事情には何があるのか、どのようなデメリットが発生しうるのか等々について、常に頭を張り巡らせて思考しなければなりません。そのためには柔軟な思考力や想像力がとても重要です。予断や偏見に基づく決めつけや、定型化された思考に基づかずに、常に想像力を張り巡らせて柔軟に事件解決することを心がけています。
――― 先生にとって、事件解決に取り組む際のモチベーションとなっているものをご紹介ください。
結論を左右する客観的な証拠などがなく、相手方の言い分が認められてしまう可能性があるような場合であっても、徹底的に相手方の言い分に存在する弱点を見つけ、合理的、論理的な言い分で反論し、ご依頼者様にとって有益な道をなんとか切り開くことです。
――― 法律相談における早期相談の重要性について、痛感したエピソードがあれば、ご紹介ください。
例えば、過払金は最後の返済から10年で時効消滅してしまいます。あと1か月、あと1年早く相談に来ていれば、数百万円の過払金を請求できたのに、時効によりそれを回収できなかったという方は多くいらっしゃいます。
また、自己破産についても、早めに相談に来られていれば弁護士費用を準備できたのに、すべての財産を処分して無一文になるまで返済を続け、いざ自己破産しかないとなった時に弁護士費用を準備することができないという方もいらっしゃいます。
弁護士に相談するには時間と勇気がいるかもしれませんが、早めに相談をして得をすることはあっても、損をすることはありません。
――― 最後に、お聞きします。堤先生は弁護士として、① 法的な解決という側面と、② ご依頼者様の気持ち部分の解決という側面において、何を提案又は提供したいとお考えですか。
法的な解決方法については、ご依頼者様のおかれた状況やご意向、あるいは、個々の具体的な事案の内容などにより、複数存在することが多いです。その複数の解決方法について、それぞれのメリット・デメリットをご提示させて頂いた上で、最善の解決方法をご提案し、それに向け誠実に取り組み、結果を出していきたいと思っています。
また、誠実に事件処理を行ったとしても、証拠の有無や掛けられる費用の有無などによって、必ずしもご依頼者様の望まれる解決が得られないことがあります。しかし、経験上、弁護士が真摯に事件処理にあたれば、多くのご依頼者様は、これだけやってくれてダメなら仕方ない、というお気持ちに最終的にはなっていただけるのではないかと思っています。弁護士が最後までご依頼者様や事件に向き合うことが重要であると感じております。
――― インタビューは以上です。堤先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。